ちゃん
今回は、転職活動の面接において「聞かれること」と「その答え方」について、 お話しをしたいと思います!
僕、ちょうどこれから面接なんです!
グッドタイミング!
では、なるほどくんの面接の様子を見ながら、みなさんにお話ししていきましょう!
まずは「自己紹介」からです。
自己紹介
面接官が、困った顔をしています。
どうやら、面接官が聞きたかったこととズレてしまっているようです。
いったい何が間違っていたのでしょうか?
なるほどくんは、自己紹介と言われて、 趣味や特技やすべての学歴を話してしまいましたが、そうではありません。
転職活動の面接における自己紹介とは、 最終学歴のそのあとの、社会人としてのあなたの仕事の経歴を、 簡潔にまとめて話すことなのです。
今までの仕事で努力していたことや、得意なこと、評価されたことなどがあれば、 長くならない程度に、アピールとして、話に織り込むとよいでしょう。
また、「御社で頑張りたい」という熱意も、ぜひ伝えましょう!
自己PR
また、面接官が困ってしまっています。 自己PRについて、なるほどくんの何がよくなかったのでしょうか?
なるほどくんは、自分の強みとして
- 粘り強い性格であること
- 誰とでも話ができること
を、ただ漫然と伝えてしまっています。
これでは、それがどう仕事に活かされるのかということが、 面接官は頭に描くことができません。
今までの仕事でその強みが発揮されたエピソードや、 どんなことがあってその強みを身につけ、 それが今後の仕事でどう活かされるのかを伝えるようにしましょう。
粘り強い性格が、仕事でどのようにプラスに働いたのか。 たとえば、こんな感じはどうでしょう。
また、コミュニケーション能力はどのようにして身につき、 どんな成果に結びついたのでしょうか。
このように話すと、面接官の頭の中に あなたが仕事で活躍している画が思い浮かぶでしょう。
転職理由
またしても、面接官の反応がよくありません。
なるほどくんの話した転職理由の、どんなところがいけないのでしょうか?
つらい仕事は辞めたい、よりよい環境で働きたいという理由はもちろんあるでしょう。
しかし、それをそのまま言えばいいというものではありません。
転職理由の伝え方には注意が必要です。
なるほどくんの話し方が、面接官にどのように伝わるのか、考えてみましょう。
いかがですか?
転職理由が、どこの会社でも起こりうる内容の場合 同じ理由でうちも辞めてしまうのではないかと思われてしまいます。
「ただ辞めたかっただけ」と捉えられてしまう転職理由はよくありません。
「前はこうだったので次の仕事でこれを実現したい」というような、 過去ではなく未来を考えた前向きな転職理由を伝えましょう。
どうしても次の仕事での希望が考えられないという場合は、 過去の仕事ででの成功体験を思い出し、それを継続したい というふうに話しましょう。
転職理由は、面接官に、その会社で活躍している自分を頭に描いてもらえるように 前向きな内容を伝えるのが正攻法です!
志望理由
なるほどくん、せっかくの面接で、志望動機をきちんと話すことができませんでした。
どこがいけなかったのか、確認していきましょう。
- 僕は以前から ○○業界に興味がありまして…
なぜその業界に興味があるのか、 どんな魅力を感じているのかを伝えましょう。
- その中で、○○の仕事をしたいと思い…
なぜその職種を志望しているのかを伝えましょう。
- 御社を志望いたしました。
なぜその企業なのか、どこに魅力を感じているのかを伝えましょう。
- 人の役に立つ、社会の役に立つ、やりがいのある仕事をしたいと思っています。
どこの面接でも言える内容で、残念ながら何のアピールにもなりません。
また、面接を受ける企業ホームページは絶対に見てください。
企業理念や・製品・サービス、社員の働き方などがわかります!
また、 他社と比べて優れていると感じる点、魅力に感じる点もきっと見つかります!
志望動機は、面接官も特に気になるポイントですので、しっかり考えましょう!
キャリアビジョン
まだ入社してもいないのに、そもそも内定がもらえるかもわからないのに、 そんな先のことは考えられない、という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、入社後のキャリアビジョンについては、きちんと考えておく必要があります。
企業は、入社した後に戦力となって活躍してくれそうだと思って採用するのですから、 入社を目標にしてしまって、そのあとのことを考えていないのでは困ってしまうのです。
入社が決まれば、喜ぶのもほっとするのも当たり前ですが、 そこで燃え尽きてしまうことなく、 「その企業に入社した自分」としての目標を持っているかが問われます。
- たとえば、近い将来の5年後、 少し先の未来の10年後の目標
- たとえば、具体的な役職や数値を描いた目標
- たとえば、実績を上げ、後輩や若手の見本となる社員 といった目標
答えに正解はありませんので、ぜひ入社後の自分を想像してみて、 「キャリアビジョン」を考えてみてくださいね。
面接でよくある質問、そしてその答え方について、おわかりいただけましたか?
しっかりと対策をすれば大丈夫です!ぜひ面接に活かしてくださいね。