【転職ハウツー】(9)書類選考に通る「履歴書」の書き方

今回は、書類選考を通過するための、 採用担当者によりよい印象を与えられる履歴書の書き方をお伝えしたいと思います。

履歴書は、企業の採用担当者がいちばん最初に見る、あなたの情報です。

履歴書がきちんと書かれていないと、書類選考を通過することはできません。
書類選考を通過しないと、面接に進むこともできません。

あなたの人柄がとてもよくても、やる気にあふれていても、能力がすばらしく高くても、 まずは書類選考を通過しないと、誰にも会ってもらえないのです。

ちょうど採用担当者が、たくさんの応募者の履歴書を見ているようです。

採用担当者はどのように、履歴書を見ているのでしょうか… ちょっと覗いてみましょう。

採用担当者の履歴書の見方

ひとつの採用にたくさんの応募者がいることは前にお話ししましたね。

最初から、すべての履歴書ににじっくり目を通すわけにはいきません。

ですので明らかにダメな書類は、すぐ不通過の対象になります。

いかがでしたか。 書類選考で落ちてしまう、ダメな履歴書の例が、たくさん出てきましたね。

名前や学歴や職歴などは、事実をそのまま書くだけですが、 志望動機や自己PRなどは自分の言葉で書く必要があります。

内容や書き方をしっかりと考え、 自信をもってお渡しできる履歴書を作成しましょう。

履歴書の書き方

それでは、まとめとして、履歴書の各項目について、書き方を解説していきます。
今回は、厚生労働省様式の履歴書に手書きで記入することを想定しています。
パソコンでの入力にも応用できますので、しっかりと確認してくださいね。

1. 日付

提出する日付を記入します。面接に持参する当日、郵送の場合は投函日となります。
年号は元号で書くのが一般的ですが、 履歴書内で統一されていれば、西暦でもかまいません。

2. 写真

写真については、ルールがあります。3カ月以内に撮影した、履歴書用サイズのカラー写真です。
髪の毛を整え、スーツを着用し、しっかりとカメラを見つめ、好印象を与えられる表情を心掛けましょう。

3. 氏名

面接官がいちばん最初に見るところで、他より広く場所がとられています。
スペースに合わせてしっかりと書きましょう。
ふりがなは、「ふりがな」という文字がひらがなで書かれていている場合はひらがな、 カタカナで書かれている場合はカタカナで記入します。

4. 生年月日

年号の記入について、元号か西暦か、他と書き方を統一しましょう。
転職活動中に誕生日をまたぐ人は、自分の年齢に注意してくださいね。

5. 性別

性別については、任意記載欄になっているので、記入しなくてもかまいません。

6. 電話番号 / 7. メールアドレス

日中本人と連絡が取れるものを記入しましょう。
数字の「1」と「7」や、英字の「u」「v」「w」など、間違えやすい文字をきちんと判別できるように書きましょう。

8. 学歴・職歴

学歴は、転職の場合は高等学校からの記入でかまいません。 学校名は正式名称記入しましょう。
大学の学部や研究室などの情報は応募職種に活かせるものであれば記入してもよいでしょう。
入学・卒業の年号の書き方は他と統一しましょう。

職歴は、転職活動にて最も重要視される項目ですが、 職務経歴書を別に作成することがほとんどなので、 履歴書にはいままでの入社、退社を簡潔に記入しておけばよいでしょう。
在籍していた会社は短期間でもすべて記入してください。
特に応募職種に活かせる経験業務は、社名と部署名の後に記入しましょう。
年号の書き方は他と統一し、在職中の場合は「現在に至る」もしくは「退職予定」と書きましょう。
最後の職歴の次の行に、右寄せで「以上」と記入しましょう。

9. 免許・資格

免許・資格は、応募先企業への大切なアピールのひとつになります。
特に、仕事に関連のあるものは必ず正式名称で記入し、スキルの高さを伝えましょう。
また、自動車運転免許は求められることが多いので、持っている場合は必ず記入しましょう。
勉強中の免許・資格がある場合は、取得予定時期を明記しましょう。

何も書くことがない場合は「特になし」と記載しましょう。

10. 志望動機・自己PR

志望動機・自己PRも、職歴と同じく重要視されます。
志望動機は、次の3点を意識するとまとめやすいでしょう。

  • (同業の会社は数多くある中で)なぜその会社を志望するのか
  • なぜその仕事を志望するのか
  • 自分はその会社にどう貢献できるのか

面接で必ず質問される項目なので、しっかり書きましょう。
また、内容は口頭でも話せるように準備しましょう。
自己PRを記載する場合は、自身の強みやこれまでに得た経験や知識をその会社でどう活かせるかをアピールしましょう。

11. 本人希望記入欄

理由があって勤務地や勤務時間、入社日などに制限がある場合はここに記入しましょう。
また、 求人内容に勤務地や職種などが複数ある場合も、希望をここに記入しましょう。
なお「給料についての希望」と書いてはあるものの、 給与や待遇、労働条件に関する希望はここには記入しない方がよいでしょう。

特に書くことがない場合は「貴社の規定に従います」と書くのが一般的です。

注意点

最後に1点、注意ですが、履歴書の使い回しはしないでください。
応募する会社によって、志望動機や自己PRなど、記入する内容は変わるはずですし、もちろん提出する日付も変わるはずです。

使い回しの履歴書はとても印象がよくありません。
特に、パソコンで作成し、データをコピーして作成する場合など、 きちんと応募する会社に適した内容になっているかをよく確認するようにしてくださいね。

以上が、履歴書の書き方になります。

参考にしていただき、採用担当者に「刺さる」履歴書を完成させてくださいね!

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