今回は、書類選考を通過するための、 採用担当者によりよい印象を与えられる職務経歴書の書き方をお伝えしたいと思います。
職務経歴書は、応募書類の中で最も重要な書類です。
履歴書には記載しきれない、あなたのこれまでの職務経験や実績、スキルをまとめて記載するものです。
採用担当者は、履歴書と合わせて、職務経歴書を確認し、下記のような点を判断します。
- 入社して活躍できるスキルや経験はあるか
- 他者に伝えるプレゼンテーション能力はあるか
- 仕事に対するやる気や向上心はあるか
詳しく、そしてわかりやすく書くことで、 あなたが応募企業で活躍できる人材であること、 そして応募企業の仕事に対して意欲を持っていることをアピールできます。
職務経歴書は、履歴書と異なり、特に決まった形式というものがありません。
インターネットからダウンロードできるものもありますので、 自分の書きやすい形式のものを探してみましょう。
また、実績やアピールしたいことがたくさんあるからといって、あまりにも長いものは好まれませんので、『A4用紙 1枚~2枚』程度 にまとめるのがよいでしょう。
おや、ちょうど採用担当者が、職務経歴書を見ているようです。
採用担当者はどのように、職務経歴書を見ているのでしょうか… ちょっと覗いてみましょう。
採用担当者の職務経歴書の見方
いいパターン、悪いパターンを一気に紹介しました。
思い当たることはありませんでしたか?
職務経歴書は、あなたのこれまでの職務経験や実績、スキルをアピールする大切な書類です。
せっかくのアピールを、書き方で台無しにしてしまうのはもったいないですから、書き方をしっかりと考えて、 自信をもってお渡しできる職務経歴書を作成してくださいね。
職務経歴書の書き方
それでは、まとめとして、職務経歴書の各項目について、書き方を解説していきます。
冒頭でもお話ししたとおり、職務経歴書は特に決まった形式というものがありませんので、 項目は一般的な例としてご認識ください。
1. タイトル・日付・氏名
タイトルは「職務経歴書」とし、日付と氏名は右寄せで記入しましょう。
2. 職務要約
採用担当者に興味を持ってもらうための重要な「つかみ」です。
職歴を3〜4行程度にまとめ、わかりやすく伝えましょう。
要約とは、あらすじのようなものです。
今までの自分の職歴を、 応募する企業で活かせる経験を強調するようにしてまとめましょう。
3. 職務経歴
まず在籍した企業の在籍期間、社名、事業内容について、概要を記入します。
続いて、枠内に経歴の詳細を記入します。
自分が行った業務内容と実績を記入していきますが、このとき、 自分の成果として、書けるものは具体的な数字を出していきましょう。
例えば、「売上トップ」などの表現よりも「売上 何百万円」や「営業 何人中1位」の方が 実績やスキルをよりアピールできるでしょう。
また、マネジメント経験や専門的な技術が必要な仕事を行っていた場合は、 それも記入しましょう。
複数社転職経験のある方は、枠を増やして現在までのすべての経歴を記入しましょう。
4. PCスキル・語学スキル
PCスキルについては、Excel・Powerpointなどのアプリケーションごとに、どの程度使いこなせるのかレベルを記載しましょう。
応募企業における業務で使用する具体的なアプリケーションが明記されている場合は、そのアプリケーションについて詳細に伝えるとアピールできます。
語学スキルは、言語と、その言語で可能な会話のレベルを記入しましょう。
「ネイティブ」「ビジネス」「日常会話」といったレベル分けです。(英語については、TOEICや英検のスコアも記入しましょう)
実際に業務で使っていた場合には、電話やメールといったシーンや どのくらいの頻度で使っていたかを書くとよいでしょう。
5. 資格
お持ちの資格・免許を取得した順に記入しましょう。
実際に業務で役に立つと思われる資格や能力は積極的に記入しましょう。
何でもいいから数多く書こうとして仕事とあまり関係ないようなものを羅列したり、 レベルの低い資格を記入すると、全体的な能力まで 低く見られてしまう可能性がありますので、注意が必要です。
6. 自己PR
応募する企業で活かせる自身のスキルや、その仕事に対する熱意を使えましょう。
自分の強みをどのように活かして企業に貢献したいのかを考えるとよいでしょう。
書き方は、文章でも箇条書きでも構いませんが、 あまり長くならないよう、簡潔にまとめるようにしましょう。
注意点
履歴書と同じく、書類の使い回しはしないでください。
応募する会社によって、訴求するべき自己PRや、提出する日付も変わるはずです。
以上が、職務経歴書の書き方になります。
参考にしていただき、採用担当者に「刺さる」 職務経歴書 を完成させてくださいね!