戦略コンサルタント

どんなお仕事？

戦略コンサルタントは、企業の中長期経営戦略や事業戦略について相談を受け、提案をおこなう仕事です。

多岐にわたる業界の顧客企業のさまざまな課題を取り扱い、最近ではその戦略の実行を支援することも増えています。

顧客企業の課題に対してベストな解決方法を提供できるよう議論を繰り返し、企業の方向性までを決めていくことが、戦略コンサルタントとして価値の高い仕事となります。

どんな人が向いている？

顧客企業の期待に応えるという強い意志、期待を超える価値を提供したいという前向きでプロフェッショナルな職業倫理感を持つ人が向いています。

社運のかかった経営課題の相談を受けるわけですから、高い論理的思考能力や責任感はもちろん、「コミュニケーション能力」や「人間的魅力」といった面も重要視されます。

また基本的な清潔感や身だしなみ、ビジネスパーソンとしての所作やマナーといったことも重要です。
たとえば身なりが不潔な人間や時間を守れない人間に相談する経営者などいないからです。

仕事のやりがい・メリット

戦略コンサルタントは会社の経営層と密に関わり、経営視点に立って物事を考え業務を進めます。

高い論理的思考力や発想力を求められますが、引き換えにひとつの仕事で、それぞれの仕事で、高度な経験を積むことができる魅力的な職種です。

顧客と一丸となって経営課題に取り組み、成果を出せたときには大きな達成感と感謝の言葉を得られるでしょう。

戦略コンサルタントは基本的にひとつのプロジェクトにチームを組んで業務を行いますが、ハイレベルな人材とハイレベルな顧客と仕事をすることになりますので、成長できる環境であることは間違いありません。

仕事の厳しさ・デメリット

定められた期間内に、専門性や難易度の高いパフォーマンスを求められるため、多くの場合は曜日や時間で区切ることのできないハードな働き方になってしまい、身体的な厳しさを感じる人もいます。

一方で、契約期間の終了後にはまとまった休みを取れるというスタイルが多いため、長いスパンでオンとオフを切り替える働き方を好む人もいるようです。

また戦略コンサルタントの提案は顧客企業の経営に関わるものですので、大きな期待とともに大きな責任を背負っており、常にプレッシャーにさらされるという厳しさもあります。

キャリアプランのイメージ

戦略コンサルタントの経験を積むと、同じコンサルティングファーム内でマネージャー、パートナーといった上級職へのキャリアアップが目指せます。

ただしコンサルティングファームは「Up or Out (昇進するか去るか / 昇進しなければ去る)」という言葉があるほど過酷な世界で、起業や転職を前提に就職する人もいるくらいです。

しかし、多くの企業にとって「戦略立案ができる人材」は強力な戦力となるため、引き合いが強いのも事実です。

そのため、他のコンサルティングファームへの転職や、事業会社への転職で財務や経営企画などの経営中核メンバーとして活躍する…といった選択肢もあります。

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