キャリアカウンセラー

どんなお仕事？

キャリアカウンセラーとは、相談相手 (転職希望者や自社社員などさまざまです) の興味や指向、能力やスキルからから、今後よりよいキャリアの構築を目指してサポートをする専門家です。

就職・転職・異動のタイミングで、課題を抱える相手に対して働き方やキャリアについてカウンセリングを行い、適性を見定め、自分らしく働ける仕事・部署などを探す手助けをしていきます。

昨今、職場環境や人間関係など仕事に対する不満を抱えて離職したり、転職や異動を余儀なくされる人たちも多い中、キャリアカウンセラーの存在は重宝されています。

どんな人が向いている？

人生の転機に、相手を理解して手助けをするわけですから、人の役に立ちたいと思うホスピタリティのある人は向いています。

また、意外なところで「調べもの」が好きな人も向いています。「正解」がない支援方法に、引き出しの数を増やすことができるからです。

さらに、自身が過去に仕事やキャリアで悩んだ経験を持っている場合、その経験を活かしてアドバイスをすることができます。

自身の苦労や失敗が、目の前の人を助けるかもしれないと思うと、あの悩みはムダじゃなかったと思えますよね。

仕事のやりがい・メリット

相談相手の課題が解決し、今後のキャリアに向かってひとつ行動を起こす瞬間に、大きなやりがいを感じるでしょう。

理論とスキルに基づいてカウンセリングを行うものの、先述のように「正解」がある仕事ではないため、自身の経験や知識、相手を思う気持ちが大切になります。

また、自身の経験をもってアドバイスをするとき、自身の人生がそのままキャリアカウンセラーとしての経験値となっていることを実感できます。

今後もこのやりがいをもって続けられる、飽きのこない仕事です。

仕事の厳しさ・デメリット

繰り返すようですが、決まった「正解」がない仕事のため、どうしたらいいのか、何がベストなのか…と悩むこともありますし、信頼を超えて、人生の選択をキャリアカウンセラーに任せてしまうような相手もいるかもしれません。

そのときは、自分でしっかり考えなければならないことであることを教えるように、気持ちの持ち方から一緒に考える必要があります。

また、相手との信頼関係がないと絶対に成果に結びつかないため、相手の気持ちに寄り添い、安心して話をしてもらえるよう常に心がける必要があります。

キャリアプランのイメージ

人材紹介会社や転職エージェント、派遣会社で、学生や転職希望者、派遣社員と関わることもできますし、企業の人事部でもキャリアカウンセラー業務はできるでしょう。

展望として、国家資格である「キャリアコンサルタント」を取得することで活躍の幅が広がります。

人のキャリアに関わる仕事をするうえでは必須の資格で、政府が有資格者を増やそうと推進していることもあり、今チャレンジすることで、長く仕事に生かすことができるでしょう。

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